推薦制度利用者からの留学レポート
清沢 飛雄馬(男子ジュニアA部門 第2位)
ウクライナ国立キエフバレエ学校 2011年3月〜5月 3ヶ月間
僕は、2011年3月9日から6月7日までの3ヶ月間留学しました。
最初の1か月は、みんな優しく教室まで手をつないで連れて行ってくれたりして、すぐに友達になりました。言葉は全く分からなかったけれど、練習も基礎を中心に楽しく過ごしました。
2か月目になると言葉も少しわかるようになりましたが、クラスメイトに笑われたり、くやしいことを言われたり悲しくなることもありました。
日本にいるお父さんに電話をしたら、
「クラスでいろいろなことがあるということは、皆に認められて来ているということだから、すばらしいことだよ。」
と言われ、つらかったけれど泣かないで笑顔でがんばりました。
がんばっていたらクラスの中から選ばれ、ミュージック劇場で中国の踊りをクラスの4人と踊らせてもらいました。お客様から「ブラボー」と、大きな声で言ってもらった時は、とてもうれしかったです。卒業公演でもカラーブリという踊りを踊らせてもらい、いっぱい拍手をもらいました。
3か月目のおわりのころ、先生から部屋に呼ばれ「9月からまた是非いらっしゃい」と言われました。僕は9月からキエフバレエ学校の寮に入り、がんばることにしました。バレエ学校の同じクラスの仲間にぜったい負けたくないからです。
日本ではピルエットのことばかり考えていたけれど、キエフに来て基本の大切さを勉強できました。僕はウクライナで一番上手なバレエダンサーになれるように、これからもがんばります。
このような機会をあたえてくれた、全国バレエコンクール in Nagoyaの皆様に心から
“スパシーヴァ” ありがとうございます。
迫 美憂(女子ジュニアC部門 第1位)
モスクワ国立バレエ・アカデミー 2011年3月〜4月 2ヶ月間
私は第20回全国バレエコンクール in Nagoya女子ジュニアC部門で第1位を受賞し、コンクール委員会の推薦をいただき、名だたるバレエ学校の中からモスクワ国立バレエ・アカデミーを選び二か月間留学させていただきました。色々な不安もありましたが、分からない事は、たくさんいる日本人留学生の方々が優しく教えて下さいました。
レッスンは、クラシック、演技の授業(アクチョール)、コンテンポラリー、キャラクター、デュエット、イスタリーがありました。授業での経験を少しでも多く吸収しようと必死でした。特にバー・センターレッスンはとても難しい動きを取り入れているうえに教室はどこも傾斜しているため、足を痛めたりして、慣れるのに少し時間がかかってしまいましたがとても楽しく、勉強になりました。
ある1日のスケジュールをご紹介します。
| 起床 | 7:00 | ※起床時間は自由です。 |
| 朝食 | 8:00〜8:45 | |
| アクチョール | 9:00〜10:40 | (1・2時限目) |
| ロシア語 | 10:55〜12:35 | (3・4時限目) |
| 昼食 | 11:30〜16:00 | ※時間がないときはタッパーに入れて頂きます |
| クラシック | 12:50〜14:30 | (5・6時限目) |
| コンテンポラリー | 14:45〜16:25 | (7・8時限目) |
| デュエット | 16:40〜18:20 | (9・10時限目) |
| 夕食 | 18:30〜19:30 | |
| 自由 | 19:30〜 | ※入浴は11時までに済ませればいつでもOK。 |
| 就寝 | 11:00 |
というふうに朝9:00から夜6:20までびっしりつまっている日もあれば、少ない日もあります。その中でもロシア語の授業は毎日あり、しかも英語で行われます。
レオタードは自由です。
最後になりましたが、今回の留学で、日本では出来ない数々の経験をさせて頂き、充実した毎日を送ることができました。素晴らしい二か月間を過ごせたのは、コンクール事務局の皆さんをはじめ、たくさんの方々に協力して下さったからでもあります。この経験を忘れずに、日本で活かせたらと思います。
平林 万里(女子シニア部門 第1位)
モスクワ国立バレエ・アカデミー 2011年3月 1ヶ月間
今回私は、第20回全国バレエコンクールin Nagoyaシニアの部で1位をいただき、コンクール委員会の推薦により、モスクワ国立バレエ・アカデミー(ボリショイ・バレエ学校)に留学しました。
2月28日、初めてモスクワに着いた私の目には真っ白な世界が広がりました。バレエ・アカデミーには、数々のバレエの歴史を語る写真がかざられていました。
モスクワでは、日本ではなかなか経験できないような貴重な時間を過ごす事が出来ました。バレエ・アカデミーでは、7年生のクラスに入り、午前中はロシア語、そしてクラシック・バレエがあり、午後からは、キャラクター・ダンスやヒストリカル、アクチョールやコンテンポラリーなどの授業があります。未来のバレリーナとなる人達と、一緒にレッスンをしていく中で、初めはロシア人の生まれ持った才能に驚きましたが、日々のレッスンを通して、自分が今できることやバレエ・アカデミーで学びたいことは何なのかを考え、自分を強く持って毎日のレッスンに取り組んでいきました。休みの日や日曜日はモスクワにある様々な観光地へ行き、リフレッシュができるようにして過ごしていました。たくさんの文化の違いを感じ、ロシア語という聞きなれない言葉を使いながらの生活でしたが、それもまた良い経験となりました。バレエ・アカデミーの他に、私が特に印象に残っている場所は、世界遺産である赤の広場とクレムリン、そして旧と新が並ぶ2つのボリショイ劇場です。写真や映像でしか見たことがなかったのでしが、実際に見てみると、とても素晴らしいかったです。
寮生活では、留学中の日本人がたくさんいたことやルームメイトが日本人だったこともあり、日本語でコミュニケーションをとることができたので、楽しく過ごすことができました。何か困ったことがあった時もすぐに教えてもらえるので、とても助かりました。また、日を追うごとにロシアでの生活にも慣れてきて、他の学生とも交流を深められることが出来、1ヶ月という短い期間でしたが、とても良い刺激を受けました。
最後になりましたが、このような貴重な体験が出来たのは、様々な人の支えがあったからだと思います。私の先生である川上恵子先生、そしてたくさんの方々へ、心から感謝したいと思います。また、今回の留学に際して、準備段階で様々な配慮をしてくださったコンクール事務局に御礼申し上げます。



